良い経験

何か涼しくなった割に、蚊が多い気がする。

しかしまあ、何ですな。今回のニュースサイトに取り上げられたぜ事件は、良い経験になりました。
つうても実は初めてではないんですが。以前、古木の虚 - 大きな物語はなくなった。本当に?という記事を取り上げていただいたことがあります。
マンガ☆ライフ | 今日のニュースと「あれはメラ」

まあこの時は特にはてブもされなかったですし、アクセス数的にも、井上(仮)さんのとこで紹介してしていただいた時よりも、少し多いかなあ、とかそんなだったんで別に騒がなかったんですが。

しかし、これの続きも放置してるな。ま、いっか。

というか、今回は多少タイミングが悪かった面もありますね。らき☆すたが最終回を迎えるのとバッティングしたので。いや、良かったのか?だからこそ、取り上げられたのか?
良く分からん。
でも、最終回を迎えると同時に乱立した(らしい)らき☆すたアンチスレに貼られるとは思いませなんだ。

あとmixiからのアクセスがあるのは、mixi見れない分、気になりますね。mixiの内部にも、そういうニュースサイトみたいのがあるのかな。それとも、どっかでツッコミ入れてる人がいるのかな。

でもやっぱり、ニュースサイト経由で来た人っていうのは、あそこしか見ないだろうから、その点では記事の趣旨とか誤解されやすいだろうなとは思ったっす。俺の記事の論調とか癖とかに慣れてねえだろうからなあ。まあ、そりゃ相手に要求されるのが無茶ってもんのような気もしますが。

それにしてもね、アクセス解析のグラフとか見てると笑える。物凄い山になってる(笑)。

「ミッドウェイの刺客」を読んだ。

ミッドウェイの刺客 (文春文庫)

ミッドウェイの刺客 (文春文庫)

池宮彰一郎追悼記念。何故追悼かというと、作者の池上司が池宮彰一郎の息子さんだから。確かそうだったと思う。


ミッドウェイ海戦で空母ヨークタウンを撃沈した伊168潜の話。
つうても、知りませんでしたが。俺も昔は太平洋戦争系の本を多少読んでたんですけど、せいぜい中学生の頃の話ですからね。あんま覚えてねえです。豊田穣とか坂井三郎とか読んでた気がします。

まあ、それはともかくとしてだ。あえて言うなら、日本海軍が誇る酸素魚雷が火を噴くぜ!

良いよね、酸素魚雷。一撃必殺なところが良い。でも、日本人ってそういう、一撃必殺とかが好きなあたり、あんまり戦争には向いてないなって思う(笑)。

大体、戦争で戦況が左前になってくると「エース部隊」とか作って、少数精鋭でどうにかしようとかしだすのがパターンだったりするかと思うんだけど、日本人ってそういう少数精鋭とか一撃必殺とか元々好きだから、最初からそういう気配があるよね(笑)。

でも、戦いは数だよ兄貴(笑)。いや、そりゃ技量や錬度が大事じゃないとは言わないけど、ヤン・ウェンリーも確か言ってたじゃないですか。ちゃんと大軍を用意して兵站とかをきっちりするのが勝つ秘訣だって(笑)。


まあ、小説の内容としては、微妙。追悼記念とか言っといて悪いけど。
大体、ヨークタウン狙いに行くまでが長過ぎる。そして、ヨークタウンあっさりやられすぎ。まあ、こりゃ史実を元にしてるから、仕方がない面もあるんだろうけど。

ていうか、そういう風に出来過ぎなくらい上手くいかなかったら、フルボッコにされてたと思うけど。
相手に駆逐艦七隻も居るんだから(笑)。

うーん、まあでもやっぱり小説としては微妙、かな。
主題選択に失敗したって気がする。池上司は、あんまり他の人が書かないような主題を拾ってきて、それを書いてくれると面白いことが多いんだけどな。

八月十五日の開戦 (角川文庫)

八月十五日の開戦 (角川文庫)

これは面白かった。
これは、太平洋戦争直後に北方領土に侵攻してきたソ連との戦いを描いた小説なんだけど。
この辺の話はあんまり読んだことなかったから、すごく面白かった。
戦闘の推移もかなりスリリングだったし。日本の国土を守るために、ソ連の圧倒的な戦力に立ち向かっていく人たちが熱かった。
逆に、つまらなかったのは、これ。
真珠湾 十二月八日の終戦 (角川文庫)

真珠湾 十二月八日の終戦 (角川文庫)

これ、真珠湾の話なんだよね。でも、流石に真珠湾は他の人がある意味、幾らでも書いてるから、よっぽどの新味がないと厳しい。エトロフ発緊急電くらいやらないと厳しいんじゃないかな。
エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

ていうか、エトロフ発緊急電も大分昔の本だなあ……。

まあでもそういえば池上司の本、もう一冊積読があったな。

無音潜航 (角川文庫)

無音潜航 (角川文庫)

こっちは、どうだろ。
ただ、池上司の現代ものは見たことないから、ちょっと不安だなあ……。



                                 BGM:「ブルーウォーター森川美穂