バイセクシュアルのスーパーマンは売れてないと言いきれるのか
とりあえず最初の最初に言っときますけど俺はアメコミ関連のことほとんど知りません。
なので全然知らん人間が何となく検索して分かった程度のことを書いてんだなってことは踏まえた上で読んでください。
で、だ。
先日からそのバイセクシュアルのスーパーマン売れてねえんだよって言ってる人がおって、その人がソースのリンク張っててくれたから、まずそのサイトで検索してみたんですよ。
https://icv2.com/search?q=Kal-El
そしたら、「Top 200 Comic」ってページが結構出てきたんですけど、このサイト、この「Top 200 Comic」って有料プランじゃないと見れないんですよね。
だからそこは措いとくんですけど、引っかかってきたページの中で気になるのがあって、それがこの二つなんすよね。
この二つのランキングに話題になってるスーパーマン入ってんですよ。
上のランキングだと、十六位で、下だと九位と十三位なんですけど。
まあ、なんで下の奴二つあんのとは思うんですけど、それぞれ、『by Units』『by Dollars』ってあるので、多分、部数ランキングと売り上げランキングなのかなあと。よく知りませんが。
で、他の奴がtop200には入ってるけど、top50には入ってないみたいな話なのに、なんでこの二つだけわりかし上位なのって思ったんですけど、要するにこれって単行本ランキングなんすよね(厳密に言うと違うのかもしれませんが、詳しくないのでよくわかりません)。
つまり、top200の方に入ってるのは、一話ずつ出てる冊子で、グラフィックノベルランキングの方に入ってる、『Superman Son of Kal-El Vol. 1 The Truth HC』ってのは、一話から六話が収録されてる単行本ってことらしいんですよ(ちなみに単行本が出たのが五月末なので六月のランキングに入ってる)。
参照:Jon Kent (DC Comics) - Wikipedia
アメコミの文化がよくわからないんで、単行本ランキングより一話ずつのランキングの方が重視されるみたいなことはあるのかもしれないんですけど、日本の漫画の感覚で言うと、単行本がそれなりにランキング上位に食い込んでるなら、売れてるって言ってもよさそうな気がします。
日本の雑誌連載とは形態がかなり違うからあんま単純には言えないとは思いますが、海外にもいわゆる単行本派ってのはいるんでしょうし。多分。
とはいえ、そんなことをいくら言ったところで、一話ずつの方がそんなにランキング上位に入ってるわけではないという事実が変わるわけではありません。
しかしながら、その話をするのなら、同時に、単行本は結構ランキング上位に入ってるよってことも合わせて言わないと、片手落ちってもんなんじゃないでしょうか。
まあ、このランキング自体あまり網羅的なもんでもないらしいんですけどね。
加えてicv2がもとにしてるコミックハブの統計はAs this is a small, non-random sample of over 3,000 stores selling American comics worldwide, these rankings may not be typical for all stores, but do represent a variety of locations and store emphases.という注釈が毎回あるんですけどね
— ラジアク (@bigfire_tada) October 16, 2022
例え網羅的なもんでないとしても一つの目安にはなるだろという向きもあるでしょうし、それはそれで一理あるとは思いますが、だとしたらなおのこと同じサイトの別のランキングにも目を向けるべきなんじゃないでしょうか。
という、今日はそれだけのお話。