セッションについての共通認識

さて、ブックマークした記事を処理(?)していきましょう。
今回は、「鴎の行くままに 〜とあるTRPG者の呟き〜:セッションに求めるもの」です。


正直、セッションの共通認識ってメチャ難しいのでは、と思います。D&Dくらいやることが明確なら別でしょうけど。まあ、やったことないんですけど、ダンジョンものメインだってことは知ってます。

例えば、スタンダードなアルシャードのシナリオって、どんなやねん、とか、一概には言えないような気がする。
大体、最近のTRPGって参考文献として、そのゲームをプレイする際に参考になる漫画やらアニメやらが列挙してありますよね。あれって、結構、幅広いラインナップで、それを見ても、一概に、そのシステムらしいシナリオっていっても、多少の認識の相違はあるんではないかと。

わかりやすい例は、エンゼルギアだと思います。あれって、よく言われるのが、「ガンダムエヴァガンパレ」ってことだと思います。まあ、成る程なあ、と思うんですけど、この三者って全然違うものですから、どのエッセンスが濃いかによって、全然違うと思います。
例えば、ガンダムみたいに、最初は乗りたくないと言っていたものが、徐々に戦士を自覚するようになるとか、エヴァみたいに、それが大いなる陰謀の一環だったり、ガンパレのように、戦友たちと青春をともにする、というものになるか、とか。
断っておきますけど、この三者は互いによく似ているのは確かです。戦友たちとの青春なら、ガンダムにもエヴァにも、完全になかったとはいいがたいですから。でも、それが最も色濃く出ていたのはガンパレではないかと。
ちなみに、私はガンパレはアニメしか知りません(笑)。

だから、「今回は、オーソドックスなエンゼルギアです」っていったところで、基本的なところはともかくとして、細かい部分で差異が出るのは仕方ないかと。

実際、僕の得意ゲームであるブルーローズは、「戦えないスプリガン」「スプリガン風インディ・ジョーンス」「長編版ルパン三世」という風に表現されるようです。実物を知っていると、どれも的を射た表現に思えるんですけどね…。

でも、こういう、実際にあるものにたとえて、「今日は〜〜風でいきます」とか言うと、判りやすいといえば、判りやすいかも。
欠点としては、それを知っていないと厳しいということでしょう。

そこ!
TRPGファンは濃いから判るだろうとか言うんじゃない!!
俺もそう思うけど!!!

特にガンダムとかガンパレとかエヴァとかはなあ。

その点、ブルーローズは、僕はいつも卓紹介の時に「ルパン三世みたいな感じを目指したいと思います」っていうんですけど、ルパンはさすがに知名度がダンチなのでね(笑)。
いつも、「楽だなあ」って思います。




ただなあ…。ここで、全てをぶち壊すようなことを言うけど…、共通認識って、そんなに重要か?

いや、大事だとは思うで?
でも、俺は別に、ダブルクロスとかで何の予告もなしに、全然ダブルクロスらしくないシナリオやられても、全然問題ではないと思う。
この辺、俺にこだわりがないだけかもしれんけど…、それらしくないシナリオだろうが、それらしいシナリオだろうが、面白いってことが最も重要だと思うわけで。

多分、らしくないシナリオって、それで、面白くなかったから文句が出てると思うわけで。
今日は、思いっきりダブルクロスするぞ〜って感じで卓に入って、らしくないシナリオをされても、確かに、当初の思いからは不完全燃焼気味になるかもしれへんけど、「思いもよらないシナリオを遊べて楽しかった」って言えるし、言うべきなんでは、と思う。


この辺、俺には良くわからない心理が働くらしい。最近のPLさんて、結構、システム決め打ちでコンベとかに来てる人が多いように思う。でも、俺って、ダブルクロスがしたいとか、SWがしたいとかがあんまりなくて、ただ、面白いゲームがしたいっていうのしかない。


この辺りどうなんでしょう。面白いゲームを期待するか、自分が期待したとおりのお話を期待するか…。


ただ、僕個人の意見としては、どういう人に卓に来て欲しいかって言ったら、「今日はこんなお話をプレイしたいな」って思ってる人よりも、「今日はどんな面白いことをやらせてもらえるんやろか」って思ってる人に来て欲しい。

人は彼の如く語るかも知れぬ。
だが、私はかくのごとく思う。