キャラクターの作り方というか、考え方というか、雑感。

今から書くことは、至極当たり前の事だと思うんですけど、最近、直感的に気付いたので(遅)書こうかと思います。

まあ、鴎の行くままに〜とあるTRPG者の呟き〜さんのところでも、こういうのがあったので、これに触発されたとも言いますが(笑)。

よーするに、キャラクターって言うのは、対比が重要だと、最近思ったんですよ。シナリオ(お話)の中で、各登場人物にどういうものが要求されているかというと、そのシナリオにたいする、違った反応、違った関わり方ではないかと。全員が全員、おなじ反応を返していたのなら、それは全く無味乾燥なものになるんではなかろうかと。
だから、キャラクターを発想する時は、各キャラクター間の対比を意識するといいのかもなあ、と思ったのです。
これって、ハンドアウトとか考える時にも、使えるんではないかと。つまり、次のようなxyのグラフを想像するわけですよ。(図が汚いのは勘弁)



     直接(積極)
      ↑
      |
      |
      |
弱←――――――――→強
      |
      |
      |
      ↓
     間接(消極)



つまりx軸(横軸)にそのお話に関わる強弱が来て、y軸(縦軸)にそのお話に対する関わり方(直接・間接/積極・消極)がくるようなグラフです(この辺の考え、まだ、全然固まっていないので、ちょいと問題ありですが)。
で、これをもとに、PCの関係というか、お話への関係性みたいのを考えていくわけですよ。まあ、なんなので、どこぞのサンプルシナリオのハンドアウトを基に考えようかと思いましたが、それを転載したりすると、それこそ、FEARが怖いので(笑)、


これの領域が四つに分かれるのは自明の事なのですが、一つ一つ、検討しましょう。つか、今思いました。これは、PCに対するNPCの立ち位置の整理にも使用可能ではないかと。

まず、右上の領域、関わる強弱が強で、関わり方が直接(積極)は、まさに主人公、PC1という感じですな。シナリオの根幹に関わる度合いが大きく、また、関わり方としても、一番オーソドックスかつ強力なモチベーションが与えられる立ち位置でしょう。


次に、右下の領域。関わる強弱は強だが、関わり方が間接(消極)という立ち位置です。まあ、判りにくいといえば、判りにくいんですが、ここで、このグラフの真価が発揮されます。つまり、この領域は上記の右上の領域(PC1の領域)と、x軸を軸として、線対称するのです。つまり、この領域は、PC1と同程度の強さでシナリオに関わりながら、それとは違う仕方で、シナリオに関わる…、そう、PC2の領域なのです。
まあ、ここで思ったのは、やはり、直接・間接(積極・消極)という、y軸のとりかたがあんまりよくないなあ、と。y軸に何をとればいいんだろう(笑)。アイデア、お待ちしております。と、そんなことを言っている場合ではない。まあ、間接という意味で判りやすいのは、ダブルクロスリプレイの薬王寺結希ですかね。逆に、消極という意味で判りやすいのは、オーディンの槍のシドとか?(笑)


…さて、この、思いつきで始まった、グラフで考えよう企画も、苦しくなってまいりました(笑)。


次は、左上の領域。関わる強弱が弱だが、関わり方は直接であるという、ところです。まあ、これまた、わかりにくいっちゃわかりにくいんですが。関わり方はわりかし直接的なんだけど、かかわる強さはPC1やPC2に比べると劣る、という。ここでの、関わる強さが劣るという話は、シナリオ上で与えられる強弱の話で、理由が弱いとか、そういうあれではありません。わかりやすい例は、オーディンの槍のヴィオレットですかね。主を守る、という関わり方、その使命の強さは、決して、弱いものではないのですが、PC1、PC2のような自発性がないのですよ。そういう意味で、弱いという事です。


で、最後が、左下の領域。関わる強弱も弱く、かかわりも間接でしかない。言うまでもなく、ここはPC4の立ち位置です。まあ、依頼があったから来ただけ、とか、そういう感じですかね。だから、無論、シナリオとの関わりも薄い、という。
ちなみに、僕が好んでやる立ち位置ですが(笑)。


さて、どうにか、こうにかこじつける事ができました(笑)。無論のこと、これはまだまだ未完成の理論ですし、本当にそのキャラが立っているとしたら、シナリオの中のある事象については、グラフのこの位置にいるが、別の事象については、別の立ち位置にいるということも考えられます。ていうか、それの積み重ねがキャラクターを立たせるというものではないか、とも思うのですよ。

また、NPCの立ち位置の対比にも役立つとか言っておきながら、そこはやってない罠(笑)。


ていうか、オーディンの槍が、たまたま手元にあったから、それを見たんだけど、この理論、結構いける?(笑)