アリアンロッドリプレイハートフル3巻を読んだ。

なんていうか、ルージュのときも思ったんだけど、最近のアリアンロッドは、シナリオギミックをフォーマット化しようとしているのかもしれないな、と思った。

今回のウィルダネスアドベンチャーにしろ、二話目のポイント制の話もそうだし、ルージュ三巻のエリア内でイベントを起すってのも、かなりゲーム的でシステマチックだし。


これは何でかって言うと、そういう風にシステマチックで、フォーマット化されてる方が真似し易いからじゃないのかな、と思う。

まあその前に、色々なシナリオ形式を見せるってのもあるんだろうけども。

でも、やっぱり、TRPGが広まる上でネックになるのって、「習うより慣れろ式の教育体系」じゃないかと思うんだよね。

俺サークルで先輩に色々教えてもらったこととかないよ。
「まずやれ」
とか、そんな感じだった。

でも、例えばシティアドベンチャーとか、どうやってやれば良いのか、全然分からんかった。
これは俺の趣味の問題もあるんだけど(笑)。
今でもシティアドベンチャーとかやる気にならんし(笑)。

ぶっちゃけた話、初心者GMにダンジョンシナリオが向いてるってのは、それがフォーマット化されてるっていう部分が大きいと思うんだよね。だから、真似し易い。*1


それを踏まえて、最近のアリアンのシナリオ傾向を見てると、そういう「お手本になるようなフォーマット」と、その運用を提示してるのかなあ……、とか思う*2


もしくは、昔から、FEARは物語性重視とか言われてるから、ゲーム性も強調してるのかな、とも思える。


とまあ、今回のリプレイを読みながら、そんなことをつらつら考えました。

*1:まあシティアドベンチャーがフォーマット化されてないっていうと異論もあるだろうけど。でも、そのフォーマットが、ダンジョンに較べると見えにくいっていう傾向はあるんじゃないのかなあ。ひょっとすると、それの可視化も一つの狙いなのかも分からんね

*2:まあお手本とか言うと偉そうだけど。見本とかの方が良いかな