最近読んだ本とか

惡忍

惡忍

前におんなじ作者の上泉伊勢守の話を読んで、結構面白かったので、手にとってみると、吃驚。
うんとね、花の慶次に、飛び加藤っていうジジイが出てくるんですよ。あの上杉謙信を怖れさせた忍びっていう説明で。
キタコレ。
この本の主人公、まさにそいつ。
やっべ、やっべ、読まなきゃ。って思って読んだ。
感想としては、うーん、ちょっと微妙かなあって感じ。
凄い良く調べてあって(これは前の本の時も思った)、面白いんだけど、ちょっと食い足りない。
前の本の時も、上泉伊勢守が宝蔵院で胤栄と勝負したとこで終わってて、その後の柳生宗厳との係わり合いみたいなんも無かったし。
今回の本も、結構、これから!ってとこで終わってるんだよなあ。
まあでも、それがこの人の方針なのかも知れねえけど。要するに、あんまり知られてない時代、あんまり描かれていない時期を書く、っていうことなのかも。
ま、話自体は面白いとは思うので。
女装した兄弟忍者で糸使い+炎使いっていうのを見て、「これなんてラノベ?」って思ったりしたけど。
ただ、加藤段蔵の活躍をもっともっと見たかったなあっていう点で、やっぱ食い足りないなあ。

キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
トワイライト二巻!

いいなあ、こういうインディ・ジョーンズみたいなの。確か、インディ・ジョーンズもこれくらいの時代ですよね。確か、ナチとか見た覚えが。

感想はまあ色々あって、PLとGMがひたすらに上手いな、と思うんですが、個人的に「これはいい」と思ったのは第一話で、ヨーロッパ中に散らばっているお宝をナチスと取り合うってとこ。
あれはいい。いい感じに敵と味方にお宝が分散するし。
なんつーかさ、ブルーローズやってて思うのは、敵に追われるのはやりやすいような気がするんだけど、敵を追うのはなんとなくやりにくいような気がする。
まあ、特に、ブルーローズだから、って部分もあるんだろうけど、*1やっぱ、敵がお宝もってて、それを取り返さなきゃいけない、っていうより、自分たちがお宝を握ってて、なんとか逃げなきゃいけない、っていう方がやりやすい気がするんですよね。
だってさ、思うんだよね。ブルーローズの敵データ眺めながら
「こいつらから、なんか奪う?取り返す? ……できんの?」って(笑)。
その点、今回の方法なら、「手薄になってるところ」も無論あるわけで。
そーすると、結構やりやすいかなあ、って思った。
今まで、なんかお宝ゲットして、敵に追われるってパターンばかりやってたけど、こういう風に分散させれば、敵を追うっていうのも出来るな、と。

田中天上手いと思うわけですよ。

しかしナァ〜。
こういう風にダブルクロスがこういう方向性も打ち出してくるとさあ。

ブルーローズの立場は?(笑)

って気分になるね(笑)。

*1:ブルーローズの敵は強い。PCがまともに戦って勝とうとすると相当の覚悟が必要