咲-Saki-六巻発売記念 続・咲-Saki-の天江衣が使う難解な言葉を調べてみた。

はいどうも。
咲-Saki-の六巻が出ましたね。

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

そして、当然と言えば、当然なんですが、相変わらず天江衣の言葉遣いは難しいです(笑)。
というわけで、前回に引き続き、調べていこうと思います。
(前回:咲-Saki-の天江衣が使う難解な言葉を調べてみた。 - 一切余計
あ、当然のごとくネタバレの危険があるので、ご注意ください。

和了れまい
然為れば
お前は即敗滅!

小林立咲-Saki-」六巻P24

まあ、ここは特に調べる必要もないんですけどね。ただ、「敗滅」なんて言葉を初めて聞いたんで、「ほんまにそんな言葉があるんかいな」と思ったら、ほんとにあったという(笑)。*1
意味は、当然、

負けて滅びること


咆号…?

小林立咲-Saki-」六巻P42

これまた、別にいいかなとも思ったんですが、一応。
「咆号」は咆哮の意(http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%92%86%E5%8F%B7&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=16765800)で、咆哮は、

猛獣などが、ほえたけること。また、その声。

のこと。

清澄ばかり瞻っていたら…
連続で他に和了られた――…
此は如何に
奴儕の貌に絶念の色が聊かもない…
拉ぎ折ったはずの心が何かに繋ぎ止められている!!

小林立咲-Saki-」六巻P63-64

ここいら辺からが、天江衣の言葉遣いの真骨頂って感じっすね(笑)。
まず、「瞻る」は、

目を大きく開いてよく見る。注視する。

こと。「奴儕」は

複数の人を卑しめていう語。やつら。

という意味で、「絶念」は、

思いきること。あきらめること。断念。

の意。「拉ぐ」は、

押しつけてつぶす

こと。
まあ、ここは漢字が難しいだけで、意味自体は、文脈から読みやすいって気もします。



靴下を脱いで、手套を脱す…か?

小林立咲-Saki-」六巻P73

これまた初めて知ったんですけど、「手套を脱す」って、

手袋を脱ぐ。見せかけをやめて、本来の力を示すことのたとえ。

っていう慣用句なんですね。

月は出ている…
力も充盈している…
点差も十分…
だが
なぜだ――
月に翳りを感じる

小林立咲-Saki-」六巻P92

「充盈」とか辞書引いても出ねーよ(笑)。
まあ、字面から想像できるけども、盈には、

いっぱいになる。みちる。

という意味があるので、「充盈」は「満ち満ちている」とか、そういう意味合いだと思われる。

気息奄奄としていた上家から感じる…
澎湃たる気運!

小林立咲-Saki-」六巻P104

「気息奄奄」は、

息が絶え絶えになって、今にも死にそうなさま。また、物事が今にも滅びそうな状態にあるさま

のことで、「澎湃」は、

物事が盛んな勢いでわき起こるさま

のこと。

衣の支配の及ばない淵底の向こう…
王牌から牌を掠めていく敵!

小林立咲-Saki-」六巻P137

「淵底」は、

深い水の底

という意味。
これって、天江衣の得意技が海底であることを考えると、結構印象的な言い回しですよね。自分の力が及ぶ「海底」よりも、さらに「深い水の底」…ってことでしょうから。……ん?深読みしすぎ?

畢竟するに――
衣はやはり煢独なままなのだ
こうして他人と戯れていても
その他人たちは楽しくはないのだろう
衣と違って独り法師ではないようだし
それでいて麻雀をやらない衣なんて
誰も必要としないのだ
もう
一切合切
烏有に帰せばいい!!

小林立咲-Saki-」六巻P145-148

「畢竟」は、

つまるところ。結局

という意味で、「煢独」は、

身寄りもない独り者。孤独の身。

の意。
「一切合切」は

全部。残らず。すべて。

のこと。
「烏有に帰す」は、

すっかりなくなる。

ということ。


やれやれ。今日は、単行本一巻分だけだったので、楽でしたな。


20100424追記:七巻編書きました。咲-Saki-七巻発売記念 続々・咲-Saki-の天江衣が使う難解な言葉を調べてみた。 - 一切余計

BGM:「戦士 [M-8]」田中公平

*1:前回も、「気形」っていう、それほど難しくはないし、意味もなんとなく分かるけど、辞書に載ってない言葉が、あったんで、ひょっとしたら、と思ったんですよ。