加計問題に関するメモ

・野党は何をやってるのか

id:hogefugapiyox氏のブコメ

いや、やってんすけどね。


例えば、訴訟リスクうんぬんかんぬんの話とか

○杉尾秀哉君 満たされていないということをこの後順次証明してまいりますけれども、この設置審の審議で四条件以外にもおかしなことがいっぱいありまして、例えば、審議の過程で、加計学園から、改善できるのに不可にするとは何事かと訴訟を起こされたらどうするんだという話があった。委員の一人がこういうふうに証言しています。
 これ、審議の過程で訴訟リスクの話が出た、これについては、中身についてお答えできないというふうに文科省は言うと思いますけれども、一般論としてでいいんですけれども、この設置審というのはこういう訴訟リスクというのを審議する場なんですか、どうなんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 設置審の審査におきましては、大学設置基準等の法令に適合しているかどうかを精査するものでございまして、不認可とする場合は訴訟を、不利益を受けたということに訴訟が提起される可能性があることも踏まえまして、明確な法令違反の根拠を示す必要がございます。設置審査においては、そのような客観的で厳正厳密な指摘ができるかどうかを精査して審査意見を決定していく必要がございます。
○杉尾秀哉君 昨日ヒアリングさせていただいたんですけれども、過去に訴えられたケースってないんですよ、不認可にした。
 何で、このケースでそういう訴訟リスクの話が出るというのがおかしいし、そのやり取りを聞いた委員の一人がこういうふうに証言しているんです。これは脅し文句だと思った、そう言われたら何も言えないと、こういうふうに言っている。こんな、要するに脅し文句だと委員が取られるような、こういう審議のやり方で公正な審査ができるんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 委員御指摘のとおり、訴訟を提起されたということは過去にございませんが、不認可処分をしたケースは過去においてございます。その都度都度におきましては、先ほど申しましたように、不認可をする場合においては訴訟が提起される、いわゆる行政処分として相手方に対して不利益を与えるということでございますので、そこが提起される可能性があるということも視野に置きながら、明確な法令違反の根拠を示す必要がございますので、その観点から、この加計学園の問題に限らず一般的に厳正な審査をしていくということについてやっているところでございます。
○杉尾秀哉君 それは、こういう審議会っていっぱいありますけど、訴訟リスクと言い出したら何もできないですよ。
 さらに、申請内容についてこういうふうに言っているんです。最初の申請を見た段階ではとても認可できるような代物ではなかった、獣医学教育を理解している人が作ったものとは到底思えないような内容だった、こういうふうに証言している。そして、今度配られた、これ大体議事録が出ていないこと自体がおかしいんですけれども、ここに要約したのを見ても、最初にいろんな意見が付いていて警告が出されているじゃないですか。だから、こんなずさんな内容だから警告が出たんじゃないんですか、どうなんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 審査の過程におきまして、法令に適合しているかどうかも含めてでございますけれども、審査意見を作る場合、その申請内容全般について意見が付いて、このまま進めていく、改善が進められなければ認可できないというふうな場合については、警告という形で相手方にその状況を伝えまして、適切な補正あるいは改善を行っていただくというふうなことをしているところでございます。
 そういうケースは、この加計学園だけではなくてほかのケースにおいても年間数件あるところでございまして、その多くにおきましては誠実に補正あるいは改善をいただいて、それを厳正な審査した上で改善が認められたという形で審議会で判断した場合について認可するというふうな判断をしているところでございます。
○杉尾秀哉君 今、適切な補正、改善というふうにおっしゃいましたが、こういうふうに証言しています。駄目なところは審査が通るように一つ一つ答えを教えながら進めていく雰囲気だった、こういうふうに証言している。そして、最後までこれじゃ駄目かと思った、決を採ろうかと思った、そういうことまで証言している委員がいます。
 こういうふうに、要するに教えたんですよ、文科省側が。加計学園と通るように進めていったんです。こういうのを出来レースと言うんじゃないんですか、どうですか。


韓国での募集の話とか

白眞勲君 昨日の段階で、もう全ての今の私のこの資料は文科省に渡しているんです。翻訳すればいいよと言って、ちゃんと。だから、これから翻訳しますというのは、私はちょっと残念でならない。
 それと同時に、不適切だと言うんだったら、もう一つ。今年の二月十五日の朝鮮日報のウエブ版で、二月十五日ですよ、出ていたんですけど、これによりますと、既に今年の二月十六日に説明会が開かれていて、三月には入学準備のための学生を募集する計画となっている。この二月は、二月十三日に今治市加計学園が基本協定に署名した直後であって、また加計学園が、加計学園文科省に設置認可申請を完了したのは三月三十一日ですよ。だから、申請どころか、設置審のずっと前、まだ申請を完了する前に、もうこういう学生募集しているんですよ。これ、余りにも悪質じゃないですか。
 それで、ちょっと文科省、聞きたいんですよ。後ろ向かないで、俺の方を見てくださいよ。
 これ、設置審前に学生の募集したら、どういうペナルティーを掛けるんですか。

同上


とかあって、かつ、ヒアリングなんかもしこたまやってんですよ。

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まあ僕も全部見てるわけではないですし上の答弁は国会議事録検索で引っかかって来たのを適当に持ってきてるだけですがね。


取り上げ方等々に不満もあろうかとは思いますけどけどウケないからやらないはちょっとかわいそうではなかろうかと思います。



・首相案件について

以前の総理のご意向のときもそうでしたけど国家戦略特区って首相がリーダーシップとってやる奴だから問題ないだろ的なこと言う人がおるんですけどそれ安倍さん自身の説明と違いますからね。

内閣総理大臣安倍晋三君) 従来から申し上げておりますように、全く関与していないと、また関与できない仕組みになっているということも申し上げておきたいと、このように思います。
 仕組みとしては、これは御承知だとは思いますが、国家戦略特区諮問会議においてしっかりと議論がなされ、そこで決まるわけでございます。私がどこにするということの指示はもちろん出したこともありませんし、出せない仕組みになっているわけでありますし、そこの民間議員の皆さんは、こういう議論があることに大変憤っておられるわけでございます。


まあこの説明が無茶やとは思いますが。




・五十二年間の岩盤規制


この告示が岩盤規制や言われてるんですけどこの告示出たの平成十五年なんすよね。

だから五十二年間の岩盤規制や言うのは少し違うのではという話が。
五十二年間新設がなかったのはほんまですし、その前に全くなんもなかったわけでもないようですが。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/daigaku_yuushikishakaigi/h29-08-23-shiryou2.pdf hatena bookmarkの「昭和61年度以降の高等教育の計画的整備 について」(昭和59年6月)の中の分野別の考え方に『○医師,歯科医師,獣医師,教員,船舶職員の拡充は予定しない。』との記述。)



ちなみにこの告示には安倍さん本人も無関係ではないという話が北村直人さんから出てますね。

「しかもその文科省の告示については、安倍さんが官房副長官として、かかわっているはずです。私も官房副長官の経験があるのでわかります。官房副長官副大臣会議などにおける省庁間の調整役です。だから文科省の告示に関しても、関係する省庁間をしっかり調整しなければならない。医者の場合は厚生労働省、獣医師の場合は農林水産省厚労省の一部。官房副長官文科省の告示について政府として納得できるものだと関係省庁に根回しし、調整しながら決めている。告示内容に自らもかかわっている。だから〇三年当時の千葉科学大学では、獣医学部の新設をあきらめざるをえなかったのだと思います」

森功著「悪だくみ」P72


まあ今日はこんなとこで。