読めば読むほど神過ぎる。

新吼えろペン 8 (サンデーGXコミックス)

新吼えろペン 8 (サンデーGXコミックス)

いや、何というか、同じものをこんな短期間に再び取り上げるのもどうかと思ったんだけど。

古木の虚 - 新吼えろペン八巻

どう考えてみても、前回も引用した

納得のいく最終回ができる奴なんてなぁ……
普段セーブして描いてる奴だよ!

着地点目指してうまーくうまーく力をセーブしてやがんだよ!
トリプルアクセルはやめて、2回転で安全策さ!

というのが神過ぎるので。ていうかこの台詞の出てくる、第三十一話「最後のふろしき」が神過ぎた。*1

この台詞がなんと言っても深過ぎるのも勿論、オチも面白いし。
ここ最近の吼えペンではナンバーワンかもしれん。ていうか富士鷹ジュビロが出てくる回は面白いことが多い気もするが。

んで、何の関係も脈絡も無いんだけど、この記事を見ていて、ふと思いついたことがあって。

いつも感想中 - ラノベ作家が放つ渾身の一撃を味わいたい

なんか、色々細かいことを言い出すときりが無いんで、簡潔に言ってしまうけど、この人が言ってるのって要するに、「トリプルアクセル」が見たいってことなのかな、と。

まあ、俺の脳内で勝手にこの二つが結び付いたってだけなんで、全然違うかもしれんけど。

もう、着地のことなんか全然考えてない大ジャンプが見たいんだと。そういうことかなあ、と。

つうても、それは着地ミスって駄目になる可能性もあるし、地雷になる可能性も高そうな気もするなあ。


でも、そういえば、新吼えろペンの五巻には、こんなくだりもあったな。(有名だと思うけど。)

新吼えろペン 5 (サンデーGXコミックス)

新吼えろペン 5 (サンデーGXコミックス)

駄作で金をもらってこそ本当のプロ!!

三回のうち――
一回いいものができればOK!!

三回ともいいものを出そうなんて欲張りは――
おれが許しても天が許さん!!!

要するに駄作覚悟でトリプルアクセルしろと。そういうことかね。
自分で言っといてなんだけど、言うは易しだな(笑)。

まあ、結論としては島本和彦が神過ぎるってこったな。
絵柄とかノリとかで好き嫌いは別れるとは思うけど、やっぱり島本作品には、普遍的なものがあると思うね。
つうか、週刊少年「」週刊少年「」 - Wikipedia)の島本和彦の回を見てて思ったけど、この人の場合、書いてる漫画がどうこうって言う前に、この人自身が「作品」なんだよなあ……。



                                  

                                        BGM:「炎の転校生島本和彦

*1:ちなみにこの台詞を言ったのは流れ星超一郎。つうても、読んでる人は知ってるだろうし、読んでない人には誰かわからないような気もするので、あまりこの注釈に意味は無いな。