痛快極まれり
遅ればせながら、数ヶ月前に知り合いに送ってもらったガン×ソードを全部見ました。
やばい。
めちゃめちゃオモロいやん、これ。
面白すぎて三日ぐらいで二十話くらい見ましたよ俺は。
俺は良く知らんのですが、井上純弌によるとテラザガンスリンガーらしいのですが。
(テラガンは一回しかやったことない)
めちゃテラガンやりたくなるやんw
まあテラガンというよりはニルヴァーナって感じなんじゃないかって気もしますが。
おいらはニルヴァーナはできない理由があるので、無理ですが。
とかなんとか言ってても微妙な感じなので、気が付いたところについて。
まず、このアニメ、ネタバレ(重要な裏設定の公開)がかなり早いですよね。
まあ早いというと語弊があるかもしれないんですけど、12話くらいかな?ガドヴェドと戦うあたりですっごい大きなネタバレがあって、いきなりオリジナルセブンとか何とか出てきて、でも、そういう重要な設定がすっごいさらっと流されてて、ちょっと感動しました。
そういう設定って結構後のほうから明らかになったりするし、実はこの世界はこうなんだよ、っていうのはもっと重要っぽく描かれたりするんですが。
これは自分がGMをしてたときの反省も含むんですけど、やっぱり色々裏設定とか考えるんだけど、そういうのは味付けに過ぎないのであって、物語って言うのは人を描くものなんですよね。設定を描くものじゃない。でも俺みたいに設定大好き人間はそういうことをよく忘れる。
でもその点この作品では、設定はその時点では、本当に背景でしかなく、人の姿が描かれる。
大抵、そういう重要な事実が明らかになると、登場人物的には葛藤が生まれる場面なんですよね。登場人物の世界観を揺るがすことによって(精神的な)危機を演出するというか。
でもこの作品では、そこではなく、次のウー戦でヴァンが始めて恐怖に震えるあたりでその危機が演出されていて、実に「上手いなあ」と。
とまあ私はトライガンとか大好きっ子だから、ああいう世界観だけでもハアハアできるんですけど、物語は人を描くんだということを強く意識させてくれるすばらしい作品でした。