Gyaoにてボウリング・フォー・コロンバインを見た。
というわけで予告通り、ボウリング・フォー・コロンバインも見ました。
うん、つうかね。
マリリン・マンソンすげえ。
名前しか知らなかったけど、すげえ鋭いこと言ってる。
ちょっとマリリン・マンソンに興味湧きました。
内容に関しては、ご存知の通りアメリカの銃の話なんですが。
アメリカでの銃による殺人の件数は一万件以上らしいです。他の国(イギリスとかドイツとかフランスとか)は、せいぜい数百件なのに。
いや、俺も他の国に比べて多いんだろうな……とは思ってましたけど、ここまで圧倒的だとは知りませんでした。
それで、この映画では、その原因は「恐怖」なんじゃないか、ということがほのめかされてました。
犯罪率は減少しているのに、銃の所持率は増加している。犯罪への恐怖も増している。
何故か。殺人は20%減少しているのに、それに関する報道は600%も増えていると。つまりみんなは恐怖を詰め込まれているんだと。そして、それで儲ける者が大勢居て、それが続くように動いているんだと。
これは何もアメリカだけの話では無いように思われます。
確かに、アメリカに比べるとマシかもしれませんが、日本における報道も似たようなところがある気がします。
実際に犯罪率は下がっているはずなのに、犯罪の凶悪化や社会不安の増大に関する報道は増加しているように思えます。
まー、ちょっと陰謀論臭すぎるきらいはありますが。
でもなー、アメリカだと、それで自衛用の銃が売れたり、テロリストの恐怖を煽ることで、政府がいろいろとやりやすくなるってな分かるんだけど、日本だと何なのかねー。
んー、あんま分からんなー。まあ、そういう「恐怖」を扱うと数字が取れるってのもでかいだろうからなあ。
それが大半なのかね。
あと印象に残ったのは、カナダの市長の
「弱者を叩いても勝者とはなりません」
って一言かね。そして、市長はその後に、北米の右翼は逆の考えだって付け加えるんだけど。
なんか格差社会ってのの問題もその辺にあるんじゃねえのかな。
つうかね、それ聴いた瞬間、日本もまさにそうなんじゃって思ったんだ(笑)。
やっぱり、日本におけるアメリカの意向とか影響ってな、でかいなあ、と思った次第です。