「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」のと同様に、「高度に発達した魔法は科学と見分けがつかない」のではないだろうか。

とかまあ、そんな気がした。

ただ単なる印象論なんだけど、魔法って科学に比べると、
「才能がないと使えない(使える人間が限られてる・誰にでも使えるわけではない)」
「得られる結果があんまり確定的ではない(使う人間によって得られる結果に差があるとか)」
みたいなところがあるような気がする。

例えば、電気つけたり、計算機で計算するのは、ボタンを押せば良いだけだから、たいていの人間に出来るけども、魔法を使うのには、多くの場合、才能や修行が必要だったりする。
また、得られる結果についても、使う人間によって、攻撃魔法の威力が全然違ったりもするから、誰にでも同じ結果が得られるってわけじゃない。

でも、段々と魔法の技術みたいのが発展していくと、そういう使う人間に依存する部分とか、結果が安定しない部分とかが、改善されていくんじゃないのかなあ、と思った。

確か、スレイヤーズだと、明かりをつける魔法くらいは、呪文さえ覚えれば誰にでも使えるとか書いてあった気がする。多分、魔法が発達すると、そういうことになるんでねえのかな。
で、そうなると、段々科学と区別できなくなってくるような気がする。それこそ、ライターで火をつけるのと同じ感覚で、魔法で火をつけることが出来るようになるんじゃねえのかな。
なので、「高度に発達した魔法は科学と見分けがつかない」んではなかろーか。

とかまあ思いつつも、魔術が科学の位置に来るっていうので、オリオンを思い出してしまったのだった。

仙術超攻殻オリオン (Comicborne)

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BGM:「solitude」angela